監修・平木典子
最近自己表現が出来ない子が多くなりました。このDVDは先生たちがユニークな自己表現のクラスを創り上げていくプロセスの記録です。子どもたちが自分の思いを活き活きと語り始める姿は、人間はかくも純粋に、率直になれるのだとほのぼのとした気持ちを抱かせてくれます。
最近自己表現が出来ない子が多くなりました。このDVDは先生たちがユニークな自己表現のクラスを創り上げていくプロセスの記録です。子どもたちが自分の思いを活き活きと語り始める姿は、人間はかくも純粋に、率直になれるのだとほのぼのとした気持ちを抱かせてくれます。
自己表現がうまく出来ない人の訓練から生まれたカンウセリングの一方法です。「おどおどさん」や「いばりやさん」ではない「さわやかさん」をアサーションは目指しています。アサーションは自分も相手も大切にすることで人権とも関わっています。
全4部を通してご覧になることをお勧めします。どのエクササイズも校種を超えて展開可能です。第1部原理編や第2部小学校低中学年編は「3つの話かた」についての基本となるものです。第2部は中学校でも応用していただきたい内容です。第3部小学校高学年編や第4部中学校編はその後の展開の実践例となります。アサーションは人生のどの段階からでも始められるトレーニングです。この全4部は小中高を問わず、どの学齢から展開することも可能です。アサーションは子どもたちの一生の財産となるトレーニングです。
教師を対象としたアサーションについての平木の講義です。アサーションの由来とその意味と必要性について語っています。子どもたちがなぜキレるのか。いじめや虐待と、アサーションで言う「攻撃的」な自己表現との関係にもふれて、学校教育の一環として展開するヒントも豊富です。アサーションが子どもたちはもちろん、教師同士や親にも、さわやかな人間関係をつくるためのスキルとして有用であることが分かっていただけます。
小学校低中学年を対象にした実践例ですが、小学校高学年や中学校でも応用可能です。「のび太くん」、「ジャイアン」、「しずかちゃん」のキャラクターを使ってそれぞれ非主張的、攻撃的、そしてそのいずれでもないアサーティブな言い方の違いを学びます。子どもたちの活き活きとした気づきから、アサーションが年齢を超えて普遍的な原理であることが分かっていただけます。
小学校高学年を対象にした実践例ですが、中学校でも応用可能です。このDVDに収録された「教材映像」を使って、非主張的・攻撃的・アサーティブな言い方について学びます。学校生活で経験する「喧嘩の仲裁」などのシチュエーションを設定してロールプレーによってアサーティブな言い方を体得していきます。
付属映像「3つの言い方の教材」
中学生向けの3つの実践例です。その1「友だちにほめ言葉をプレゼントしよう」、その2「よく聞くためのコツ」、その3「さわやかさんで言ってみよう」。友だち同士や親子関係の中などのシチュエーションでアサーティブな言い方を自分なりに考えて発表します。このエクササイズを実践した中学校ではアサーティブであることの意味を生徒たちは深く理解して自分の財産としました。