教育者だからこそできるカウンセリングが二つある。ひとつはカウンセリングマインドであり、もうひとつはグループアプローチである。カウンセリングマインドとは日常の教育活動の中でのリレーション(ふれあい)をつくる心がまえのことである。それを、具現化する方法がワンネス、ウィネス、アイネスである。個別面接はその何れをも含んでいる。教育者だからこそできるもうひとつのカウンセリングはエンカウンターやサイコエジュケーションを含む六つのグループアプローチである。(國分康孝)